
食品ラップの害
2025.05.28
海外の大手新聞やメディアでも報道される程の食品ラップの害
熱々のおにぎりに使用する日本との意識の差はどこから
ラップに【添加】も【無添加】もあるのご存知ですか
主要食品ラップの原材料と添加物
【サランラップ】
原材料名:ポリ塩化ビニリデン
添加物名:脂肪酸誘導体(柔軟剤)、エポキシ化植物油(安定剤)
【クレラップ】
原材料名:ポリ塩化ビニリデン
添加物名:脂肪酸誘導体(柔軟剤)、エポキシ化植物油(安定剤)
【ヒタチラップ】
原材料:塩化ビニル樹脂
添加物:脂肪族多塩基酸エステル(柔軟剤)、エポキシ化植物油(安定剤)、カルシウム化合物(安定剤)
【ポリラップ】
原材料:ポリエチレン
添加物:なし
添加物を使用していない食品ラップは、ポリラップのみでした
パッケージにも「添加物ゼロ」とうたわれていますイギリスでは普通のスーパーでもNon PVCと表示されてあるポリ塩化ビニルを使用していない食品ラップが買えたりプラスティックの水筒や容器でもBPAフリー(ビスフェノールAを使用しない)と表示された製品が多くあるそうです
イギリスガーディアン紙の記事によるとニューヨーク大学の小児医学関係の出版物で6歳から9歳の3000人の子供の尿を調べて尿の中にプラスティックに含まれる化学物質が検出された
子供の血圧は検出されなかった子供に比べて高かったという研究結果が発表されたそうです
その研究発表によると子供たちの血圧は現在の時点で問題になるような値ではないが将来はもっと大きな問題になるであろうという懸念が示されています
プラスティック製品に大変よく使用されるDEHP またはDOPと呼ばれる
フタル酸エステルという物質は動脈の壁にダメージを与えて長期的には心臓細胞にまで害を及ぼすのだそうです
またフタル酸エステルは上記のBPAと並んで環境ホルモンのひとつと見なされています
この環境ホルモンの増加のせいで女の子の成熟が早まったり男の子の精子数が減少したりすると指摘されています WHOの報告によるとこれらのプラスティック製品などに含まれる化学物質は糖尿病、ADHD、アレルギーやアトピーの原因にも深い関わりがあると指摘されています
危険性が高いと海外でわかっているものでも、日本ではなかなか規制されにくい現状にある
ヨーロッパやイギリスでは早くからこの問題が取り上げらていて子供のおもちゃなどに使用するこれらの有害物質は、すでに禁止されている国も多いし他の製品に使うものの規制も日本よりずっと進んでいます
ラップを手の平に乗せてそのラップの上に熱々のごはんを乗せてからおにぎりを握る
衛生面と手がベタベタしなくてすむという理由でそれが今では一般的ですが熱々のごはんをラップでぎゅうぎゅう握っても問題ないのでしょうか
電子レンジはできるだけ使わないのが一番ですが使う時にはかならず陶器かガラス製品に食品を入れて蓋も陶器かガラスを使うことをお勧めします
無添加ラップはお皿にくっつきにくいですが
直接食材にふれる時は無添加ラップを使用して、お皿などにする時は普通のラップを使うか安全なシリコン素材のものを活用してみてはいかがでしょうか